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絶滅危惧の日本語、書物で保存 元電通局長が出版

 ちちんぷいぷい、へちゃむくれ……。日常生活でほとんど使われなくなった言葉を集めた「懐かしい日本の言葉」(宣伝会議刊)が書店に並んでいる。著者は「モーレツからビューティフルへ」「いい日旅立ち」などの広告プロデュースで知られる、元電通PR局長の藤岡和賀夫さん(76)。消えゆく日本の言葉や風景を、文献に残す運動を展開している。

言葉は生き物だから、時代に応じて変化していくのは仕方がないけれど、消えて行きそうな言葉を記録しておこうというのはいいことだと思う。
言葉も他の音楽やファッションと同じでいつかリバイバルすることもあるかもしれないし。

 「絶滅しそうな言葉は繊細なニュアンスを含むものが多い。日本人の行動や感性からきめ細やかさが失われているからだ」と藤岡さん。

確かにそうかもしれない。行動が直接的になってしまうのは、時代のスピードが速くなったことでもあるんだろうけど、文化の後退っていうふうに考えられなくもない。婉曲な言い回しは高度の常識の理解を必要とするから、同質の文化の歴史の長さを表している。
日本はあまりにも急速に変化することで「常識」が崩壊し始めているといえるかもしれない。これは退化であって、最終的に社会崩壊に繋がるような気がする。
言葉を通して社会を見る面白いアプローチだと思う。