日課とノート


僕は子供の頃から計画を立てて実行するというのが苦手だった。その原因は先のことを想像することイコール取り越し苦労をするということだといつの間にか思い込むようになったからだと思う。

実家は裕福ではなかった。いろいろあって先のことを心配しながら暮らしを立てる親の気持が影響していたといえなくもない。なにも起きないうちからいろいろ心配するくらいなら行き当たりばったりの方がマシだと考えるようになったのだろう。

この計画して実行するということができないというので今も苦労をする。社会人になってそれなりの時間が立つわけだから仕事の計画を立てて実行するというのはある程度身についているわけだけれど、代わりにいつもなにかが心配だという状態が続いてきた。問題は将来起きそうなことが予見できるのにそのために事前に打つ手の想像力が弱いということなのだと思う。きっと子供の頃から計画して実行ということをサボってきたツケなのだろう。

そんな僕にちょっとした変化を与えてくれたのは手帳だった。手帳といえば予定を書くものと思っていたのを、やったことや起きたことを書くという方向に変えたことだった。

朝、出勤したら手帳に前日の就寝時間と当日の起床時間と出勤時間を書く。そしておおまかに午前午後にやったことを書いて、退勤時間を書く。最初はこんな感じだった。

そこに徐々に予定を書き加えていく。とりあえずは対外的に重要なイベント(会議とか)を書くようになったら、朝の日課となった就寝時間起床時間出勤時間を書くときに当日の予定を確認できるようになった。これだけでもちょっとした進歩だ。

次にやるようになったのは朝の日課にその日の作業予定を決めることだ。僕の仕事はルーチンワークではないプロジェクト仕事なので全体のスケジュールに応じてその時にやるべきことを考えなければならない。大体二週間くらい先までを見ながら今日やることを決めるようになった。

決めたことがその通りやれる日ばかりではないが、日々の目標と実績が見えるようになって、少しだけ心配事が減ってきた。今は週の初めに前週の状況を見なおして今週の目標を立てるということもできるようになった。

そんなことは当たり前だという人はたくさんいると思う。でも僕にはうまくできなかったことなのだ。それが毎日朝就寝時間と起床時間を書くことを日課にしてから徐々にできるようになった。ひとつひとつ自分で考えて積み上げてきたやり方だから数年徐々に拡張しながら続いている。

こういうのはビジネス書とかを読んでその通りやってもうまくいかないものだ。いや、むしろ続かないと言ったほうが正しいかもしれない。続く仕組みを自分で考えることがミソなのである。

今は手帳だけでは足りなくなってA4のノートに3本線を引いて日報に使うようになった。その書き方が定着してきたら、家でやる勉強にも同じようなノートを作るようになった。なにかを新しく始めるときにはまずノートを用意してやったことを記録することから始める。たまに書いたことを眺めて次のステップでやるべきことを考える。全てはノートから始まる。

今度やってみようと思っているのは読書のストックノートをつくることだ。昨日読んだ本の受け売りだけど、読んだ本を自分の身にするならアウトプットが必要という言葉に同感したのだ。

なんだかいろいろうまくいかないなあと思ったらとりあえずノートを作って事実と感想とそこから生まれる教訓を書いていくといいかもしれない。いつの間にかいろいろなことがうまく回るようになるに違いない。

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