電子書籍について学んでいたら拾い物があった


正月のtwitterのつぶやきのなかで、ちょっと面白かったのが勝間和代さんの「自炊」の話題だった。もちろん十分大人で子供もいる勝間さんが急に料理に目覚めたというわけではなくて、紙の本を電子化してしまおうという話。本を裁断してスキャナにかけて電子化するわけ。僕は紙の本に愛着が過分にあるほうなので「裁断なんて。。。」と思ってしまうのだが、手元にある本を何十冊も電子本として持って歩くというのにはとても興味がある。

著作権上の問題から、本を複製するということにはいろいろ問題があるけれど、自分がお金を出して買ったモノを自分の利便のために形を変えるということができないというのはおかしい。やっぱりニッポンでもきちんとフェアユースという考え方を合法化して欲しいものだ。

ま、しかし要するに裁断してスキャンするってのにもそれなりに機材が必要なわけで、(「裁断なんて。。。」も含めて)僕にはとても手が出ないので、当面はこの形の「自炊」はやらないと思う。

「自炊」にはもうひとつある。なんらかのテキストデータを電子書籍の形に変換するというものだ。電子書籍のフォーマットにはいろいろあるんだけど、そのなかでもオープンなフォーマットなのはEPUBだ。GoogleとかAppleとか名だたる企業が押しているフォーマットでもある。年末にそのEPUBの日本語対応が新聞なんかで話題になった。

というわけで、仕様のありかを探してみた。去年のうちに日本語対応に関する提案書が出ていて、それを読んでみて改めて日本語というのは表示方法が多様な言語なのだなあと思った(なぜか僕は技術文書はあまり辞書を引かなくても読めてしまうのだ)。例えば「ルビ」なんて少なくともアルファベット系の言語はおろか中国語でも考えにくいだろうし、当たり前に縦書きと横書きがあるなんてのもそうだ。仕様を決めるのも大変だけど、これをレンダリングするビューアを作るとなるとちょっと気が遠くなる感じ。それでも今年のうちには新しいEPUBの仕様が出て、その時期と前後してビューアとかオーサリングソフトが徐々に出てくるのだろうけど。

そんなこんなでいろんなサイトを調べていたら、「iBooks (iPad 電子書籍) で英和辞書を表示させる裏技」なんてのを見つけてしまった。iBooksは今のところ日本語の書籍は出ていなくて、英語の本ばかりだけど、電子書籍らしく文中の単語を辞書で引くことができる。普通の状態だと引ける辞書は英英辞典だ。これはこれで英語の勉強になっていいのだけれども、僕は残念ながら辞書を読むのに辞書が必要になってしまう人なので、これを英和辞書に切り替えられないのかなあと思っていたのだ。それがである。iBooksの本はEPUBで書かれているから、そのなかのファイルをちょこちょこといじるとなんと魔法のように英和辞書が引けるようになってしまうというではないか。わからない単語で挫けそうな英語本をなんとかこれで読めるかもしれない。

というわけで、初出勤は電子書籍についていろいろと学んだ一日なのであった。

でもねえ。やっぱり英語書籍はスラスラと読めるようになりたいものだとまたまた痛感した一日でもあったのだね。

カテゴリー: 学び, 技術, タグ: , パーマリンク