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荒天なので読書

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先週も大変な吹雪の週末だったが、今週もそれに近い荒れ模様である。それでも昨日は久しぶりにクルマを出して家族で遊びに行ったりしたが、今日は昨日よりも降雪が多いようで出かける気にならない。それで朝から本を読んでいる。

先週から読み始めたのが河合隼雄の心理学系の本3冊。1冊は「無意識の構造」という新書で、残り2冊は村上春樹、茂木健一郎とそれぞれ対談した本だ。「無意識の構造」は放送大学で学んだことの復習のようでまだろくに理解できていないことを再認識することになってしまったが、対談の方はなかなかおもしろかった。

村上春樹の本は何冊か読んでいて、対談に出てきた「ねじまき鳥クロニクル」も読んだことがあるのだが、ちょっと変わった作品だなと思いながらも何となく惹かれるものがある作家だと思っていた。心理学を学び始めてもそれと気づかなかったのだが、対談を読んでみて、無意識の構造にとても関係の強い作品群であることに気づくことになった。井戸の底に降りてみたり、ビルの謎のフロアに行ってしまったり、森の奥に入り込んだりするのは典型的な無意識の領域への退行を表しているし、主人公に関わる女性はアニマそのものと言えるだろう。村上春樹が好きな人はそれらの無意識の世界との触れ合いがクセになるのではないかと思う。

茂木健一郎との対談のほうは、河合隼雄がどのようなアプローチで心理療法を行うのかがわかりやすく示されていて興味深かった。対談自体がセラピーのセッションのような感じなのである。それは現代科学の持つ問題点を臨床心理学的視点で分析していくようなものであった。分析だけでなく改善していくためのヒントも示されている。河合先生は亡くなられてしまったが、臨床心理学の視点、また、西洋の科学主義に対して東洋の思想で新しい科学を生みだす可能性を我々は追求して行きたいものだと思った。

放送大学の来学期の履修科目が決まり、授業料の払込も済ませた。今月中に印刷教材が届くだろう。履修科目の勉強で忙しくなる前に、関連する本をできるだけ読んでおきたい。今は認知科学に関する本を読み始めたところだ。

天気も悪いことだし、今日も外出せずに読書三昧で過ごそうと思っている。

こころと脳の対話 (新潮文庫)
河合 隼雄 茂木 健一郎

こころと脳の対話 (新潮文庫)
生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫) こころの声を聴く―河合隼雄対話集 (新潮文庫) なるほどの対話 (新潮文庫) 村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫) 大人の友情 (朝日文庫 か 23-8)
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