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揺れの感じ方その2

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昨日は仕事が立て込んだというか、できる限り早く帰りたくて、昼食もそこそこに仕事に戻ったので、ブログが書けなかった。まあ、そんな日もあるのだ。

一昨日、地震の時に騒音の中にいると揺れを感じにくいのではないかという仮説を書いた。その時は認知科学的な「注意」の問題として書いたのだが、僕の頭の中にはもうひとつの仮説が浮かんでいる。それは脳神経科学的な視点である。
内耳には音を知覚する機能の他に、身体の傾きや移動の加速を感知する機能がある。多分それぞれの感覚器からの情報はそれぞれの神経を通って脳のそれぞれの知覚野に伝えられるだろう。であれば、音と揺れを感じる仕組みは独立で、影響を与えないように思える。しかし、二つの機能が同じ内耳にあるということは、相互に物理的な影響を与え合う可能性がある。簡単に言うと、大きなノイズが物理的に三半規管に影響を与える可能性である。物理的な振動が三半規管の機能を弱めてしまうのである。もうひとつ、内耳から出る神経が、音系と三半規管系で影響し合う可能性がある。何しろ近くにある神経だから、何処かでシナプス結合とか軸索の分岐などで影響を与え合うと言うことも絶対ないとは言い切れない。
このどちらかの効果によって、騒音が三半規管の出す信号を相対的に弱めているのではないかということを考えた。
揺れが絡む実験装置は大掛かりになりそうなので実験は難しいが、検証してみたい気がする。ひょっとすると音の効果で揺れを感じさせることができるかもしれない。
残念ながら仮説を思いついただけで、関連文献もあたっていないから、全くの思いつきに過ぎないんだけど、こんな事を考えることができるのも心理学とその周りの学問を学んだからである。勉強すると疑問がそこらじゅうにころがっていることがわかってくる。なかなか楽しいじんせいではなかろうか。







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