本の情報
どんなことが書いてあるのか?
- 僕らは1000年に一度の転換期を迎えた
- ビットコインと自由
- イーサリアム革命
- 国家と通貨と仮想通貨
- トークンエコノミーの中で
読んでどんなことを考えたか?
この本は、稼ぐということの変化が徐々に分かるようになっている。それも歴史的な事柄よりも「これから」に重点を置いている。
「稼ぐ」と聞いたら反射的に「お金」ということになるのが現在の状況だ。たぶん大半の人はそれ以外になにを稼ぐんだ?ということになると思う。まあ、一番価値がわかりやすく表示されるのが「お金」だからだろうけど、これからは違う。
ちょっと僕は他に思いつかないから、これから稼ぐのは「価値」である。と考える。たぶんこれはいろんな呼び方をされると思う。
身近なところでは「ポイント」。これは稼ぐという言葉と結びつきにくいけど、メルカリではポイントを稼いでいると言ってもおかしくない。あまり効率は良くないけど、いろいろなアンケートに答えてポイントを稼ぐなんてことも出来なくはない。
この本で最先端なのは「トークン」だろう。すごく簡単に言うと、何かを利用する権利を表したもの。かな?これをやり取りすることができるようになったら、それはそれで面白いことになる。タクシーチケットとか、航空券とか、売っているお店があるでしょう?まああんな感じだよね。あれは割引一辺倒だけど、価値が高いと思ったら高くかったってホントはいい。
そして、伝統的な「お金」「通貨」ってものがある。これは日頃使っているからわかりやすいけれども、仮想通貨ってことになるとなんだかよくわからないという人も多いかもしれない。
「お金」とか「通貨」と、「ポイント」や「トークン」、「仮想通貨」はなにが違うんだろう?それは国が一方的に発行権を持つものではないというところだ。価値のやり取りは物々交換から始まるけど、この頃は国なんか関係なかった。まあ多少不便だけど、そのときの交換する人のニーズによって価値は変化するものだった。その価値の差を利用して稼ぐというのが当たり前だったのだ。
これからの稼ぐの意味はそれに戻る感じになるのかもしれない。人にとって価値のあるものを生み出すあらゆることが稼ぐことになる。
これって江戸時代の江戸の暮らしに似ている。「宵越しの金は持たねえ」で暮らすことができる。新しいテクノロジーがそういう暮らしを可能にしてしまうのだろう。
この本にはそういう変化のことがわかりやすく書かれている。この変化はたぶん想像以上に早いはずだ。ちゃんと勉強しておいたほうがいいと思う。
フォトリーディング3冊目。
面白かった?
面白かった。ライブドア事件の頃にホリエモンが考えていたことは、そのころの大半の人達には理解不能で、その結果、逮捕までされてしまったわけだけど、これって旧ソ連でテトリスを作った人が不労所得を得たと言って投獄されたのと全く同じ構図だと思った。
変化は想像以上に早いと書いたけど、その最先端で大変な目に合うのは多分銀行に勤めている人なんだろうなと思った。銀行に近い人は早めに対策を打っておいたほうがいいと思うな。
まとめ
「価値交換」の時代が来るということについては、以下の本にも詳しく書いてある。
合わせて読んでおくと良いと思うよ。