本の情報
どんなことが書いてあるのか?
- わたし、そして、わたしのまわりの人について
- 人生について
- 哲学、そして、人間性について
- 自然科学とその研究について
- 倫理、道徳、宗教について
- 学習、教育について
- 政治、戦争、平和について
- ふたたび、わたし自身について
読んでどんなことを考えたか?
この本、確か読書会で、真摯に科学を探求している若い女性が紹介してくれたものだと思う。いつも手元に置いて自分の生きる道を見失わないための道標としているらしい。僕はそういう姿勢に感銘を受けて、同じようにこの本を手元に置こうと思ったのだ。
人は何かを成し遂げると驕ってしまうことがある。巨大な謎に取り組んだアインシュタインは自分の業績は自然の中ではちっぽけなことだと考え、奢ることを戒めたようである。
この本は、各ページに1行から数行のアインシュタインの言葉が書かれているだけだ。一行一行を読んで、じっくり味わうように出来ている。何度読んでも考えることが多い。
忙しくて自分を忘れそうな時、この本を手元に持っていて、そっと開こう。自分を取り戻すための縁となるだろう。
面白かった?
面白いというのはちょっと違う。深く考えさせてくれる。そういう本だ。
まとめ
アインシュタインはナチスが原爆開発に向かっていたことから、ローズベルト大統領に原爆開発を進言する文書に署名をした。後でとても後悔したようだ。というか、署名するときにも悩みに悩んだに違いない。事実に向き合う真摯な科学者の姿はそういうものだと思う。偉大だと言われるアインシュタインはそう言われるのが嫌いだった。一人の科学者として生きることを望んだのだ。
自分の生き方はどうだろう?それを点検するチェックシートがこの本だ。