著者になりたい人をITの基本からサポートする読書と編集のにゃおです。
今日読んだ本の紹介です。
本の情報
どんなことが書いてあるのか?
- 血肉化した言葉を獲得せよ
- 現実と戦う「武器」を手に入れろ
- 極端になれ!ミドルは何も生み出さない
- 編集者という病
- 旅に出て外部に晒され、恋に堕ちて他者を知る
- 血で血を洗う読書という荒野を突き進め
読んでどんなことを考えたか?
「ハードボイルドな読書のすすめ」だな。ハードボイルドを読めってことではないよ。
実はちょっと前から思っていることがある。悪口を言うわけではないし、面白い本もちゃんとあるんだけど、書店の結構広い範囲をわりとライトな読み物が占めているということだ。あえて漫画もそのなかに入れよう。
僕もそれらを読むのは楽しいのだが、どこか楽をしているという感触が気になっていた。
たぶん、ずっと前からの本好きの中は読まないジャンルの本が案外幅を利かせている。そして、そういうライトな本ばかりを選んで読んでいる人もけっこういる。
それが悪いというのではないが、ライトな本の対局にある「重たい本」というのを読む体力がなくなってきているのではないかという危機感がある。
この本の著者とはそんな感覚を共有出来ているのではないかと思う。まあ、年齢が高くなるとちょっと若い世代の風潮に文句を言いたくなるものだ。僕の危機感もそんなものなのかもしれない。
しかし、自分の歯が立たない本に無理やりチャレンジしてみたり、精神的にきつくなるような本を読んでみるのも読書体験としては必要なものではないかと思う。かっこつけて難しい本を持って歩くだけでもいい。読書というものはそういうことも含まれているのだ。
たまには歯ごたえのある本を読もう。ぜひ若い人には背伸びしてでも自分のスタイルになりうる読書をしてほしいと思うのである。
フォトリーディング16冊目。だんだん読みたい本になってきた。
面白かった?
面白かった。「これを読め!」的な作家の紹介もある。さすがは硬派の編集者である。読まなければならない本はたくさんあるということを改めて教えてもらった。
まとめ
血肉となる読書をしよう。そして、行動しよう。「実践しなければ読書じゃない!」。