著者になりたい人をITの基本からサポートする読書と編集のにゃおです。
最近耳読していたのですが、ふとした事情で読むのをやめた本です。
本の情報
どんなことが書いてあるのか?
- Kloutの真実
- kloutの実践
- Kloutの謎
- Kloutの活用
読んでどんなことを考えたか?
ソーシャルメディアでのある個人の影響度を測ることを目標として作られたのがKloutスコアというもので、それを測定するサービスがかつて存在した。しかし、売却後、買った会社が今年の5月にサービスを停止していたことがわかった。
まあ、スタートアップの失敗例と言っていいのかもしれない。売り抜けたという意味では成功したと言えるかもしれない。
Kloutスコアというのが実はとても怪しい。ソーシャルメディア上での影響力を測定するというのはまああってもいいのだが、何を持って影響度とするかは難しい問題だし、真面目にやるならコンテンツの中身を意味論的に精査する必要があるわけで、この本ではKloutスコアを採用に使うなてことまで言っているけど、それはやりすぎだ。たぶんそういう批判が強くなった結果、買収した会社はそのコア技術をとりあえず残した上でサービスを停止したのだろう。
途中まで読んだ(聴いた)ので、最後まで聴いたらなにか役に立つ情報が引き出せるかと思ったが、結局Kloutの宣伝になっているようなので途中で読むのを中断した。
フォトリーディングではないが、読むことを中断するという判断ができたのはフォトリーディングを習ったおかげなので、フォトリーディング本18冊目と考えることにする。
面白かった?
なんとなく怪しいぞと思いながら聴いていたので、さして面白いことはなかった。
まあ、ソーシャルメディアが影響力を表すというのは誰もが考えつきそうなことだけど、別にソーシャルメディアに限る必要はなくて、そういうふうに考えるとすでにGoogleが十分に機能しているんだよね。
まとめ
言い方は悪いがクソ本。ダイレクト出版はこういう本も高く売っているので気をつけよう。