「フィルタリングは子供への危険を増大させる」と米教育学教授
フィルタリングは子供への危険を増大させる」と米教育学教授
米イリノイ大学Urbana-Champaign校のGrayce Wicall Gauthier教育学教授であるNicholas Burbules氏は、フィルタリングソフトが子供を守る用途に関して不完全であり、かえって危険を増大させる可能性があるとの説を主張する論文を発表した。
これ、すごく良くわかる。フィルタリングソフトを入れたことで安心して問題について無関心になってしまう場合が多いということ。
セキュリティーのための道具に完全なものはないから、常に関心を持って継続的に対策を講じていく必要がある。そして、一番効果が高いのは、使う本人が危険なものを認知できるように訓練していくこと。これはウイルス問題でも全く同じだ。道具は人間の力を補助するものでしかないのだ。
ナイフの危険性を教えるひとつの手段はナイフを正しく使う訓練をすること。多少の怪我はあるかもしれないけど、ナイフに近寄らせないよりはずっと役に立つはず。そして、安全に使えるようになるまで親は目を離してはいけない。インターネットも同じであることを認識しておきたい。