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災害復旧途上で思うこと

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地震から一週間

地震(北海道胆振東部地震)から一週間経った。今の所大きな余震は起きていない。

震央の付近や、液状化が激しかったところはひどい状態だが、広い北海道の大半の地域は日常が戻っている。大規模停電は大変だったが、関係者の努力で3日ほどでほぼ復旧した。いろいろ議論はあろうが、北海道の半分の電力を作っていたプラントの直下で地震が起き、いきなり停止してしまったことを考えれば、節電要請程度で済んでいるのはそれなりの冗長性があったからなのであろう。綱渡りじゃないかという議論はここでは置いておく。

対して、とても気になっていることがある。コンビニだ。

コンビニの動きが鈍い

大手のスーパーマーケットがモノを順調に増やしている傍らで、空の棚が続いている。もちろん日頃備蓄をサボっていた人々が反動で買いすぎているという面もあろうが、どの店も異常な欠品率である。

今回の地震は大停電という問題があったにせよ、物理的な被害は限定的だ。物流はなんとか動かせる。ひところのコンビニならあらゆる手段を使って店にモノを運んだだろう。今回は戻りが遅い。

人工知能の世界には「過学習」という言葉がある。ある意味で学習内容が最適化されすぎて回答の精度が落ちてしまうことだ。今のコンビニは効率を求めすぎてそんな状態になってしまっているのではないか。

危惧するのは人材の不足である。コンビニシステム全体を把握し、オペレーションできる人材が実はいなくなっているのではないか。現場に権限を下ろすということができなくなっているのではないか。自動化に頼りすぎて中身がわからなくなっているのではないかと思うのである。

サービスは過剰になっているのに給料が上がらない状態で、人材が育ったりすることはない。
過剰なサービスを当たり前の事として享受してきた消費者にも問題はあろう。しかし、人間の根源的な問題を考えることなく拡大してきたシステムは早晩崩壊せざるを得ないのである。

コンビニは、人々に利便性を与えることを目的として発展してきた。そして、それを動かしているのが人間であることを忘れて滅びようとしている。

今回の災害はそんなことも考えさせた。







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nyao

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本を読むのが大好きです。積読本が多数。システムエンジニア経験あり。プログラミング言語はRubyが好きだけどPHPとJavaばかり書いている。最近はJavaScriptも好きになってきた。クラウド使ったお仕事募集中。

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