北海道新聞 社会
別人装い住基カード取得 総務省「不正は初」 2004/02/05 01:30
佐賀県鳥栖市は4日、実在する市民を装った男が昨年9月、住民基本台帳カードを申請し、交付を受けていた、と発表した。カードは今月2日、福岡県内で落とし物として発見された。鳥栖市は刑事告発を検討している。総務省は「昨年8月の住基カードの交付開始以来、不正取得は初めてではないか」としている。
本人確認はなかなか難しいということですね。役所に顔を出さずに各種の手続きができるようになるのは便利なことだけど、不正にたいする心理的抑止効果も薄れてしまう可能性があることが難しいところだ。
それに、セキュリティ意識の薄い人がこういうシステムを使えるようになるとそこが穴になってシステム全体が危機に陥ることもある。最近のおれおれ詐欺に使われた口座売買なんかもその例のひとつだ。
子供のうちからセキュリティに関する学習をさせて、不正は犯罪であるという認識をもたせるようにしないと社会的な安全を保つのは難しくなるな。
こういう犯罪があることを考えると、やっぱり住基カード受け取っておいたほうがいいかなあ。誰かに勝手に不正取得されたら怖いからね。でも、持ったら持ったで保管の心配しなきゃいけないんだよなあ。。。頭痛いね。