社会

着床前診断問題について

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北海道新聞 生活
神戸の産婦人科、無申請で着床前診断 3例実施〓男女産み分け2例  2004/02/04 13:00

 体外受精した受精卵の一部を、母胎に戻す前に取り出して性別や遺伝病の有無などを調べる「着床前診断」を、神戸市灘区の大谷産婦人科=大谷徹郎院長(48)=が学会に申請せずに三例実施していたことが、四日分かった。着床前診断の実施を明らかにしたのは日本では初めて。

これについてはいろいろ言いたいことがあるんだけれど、僕は反対の立場。その理由を簡単に述べるとこんな感じ。
1)多様性を否定することになり、長い目で見ると人類の存亡にかかわる。
2)命への思いやりを無くした幸福の追求は理性の否定であり、人類の進化の歴史を否定することである。
3)生まれによる逃れられない差別の元凶となりかねない。
結果的にこの行為が社会に受け入れられなかったら、生まれてくる子供に対してこの医師はどう責任をとるつもりなのか。そもそも責任を放棄しているのか?この医師には現状追認の言動があるからこの責任にあえて目をつぶっているかもしれない。女性の幸福に貢献するといいながら母性の破壊に手を貸している。その矛盾をどうとらえているのだろう?
意図的に視野を広げることを放棄した生き方には賛成できない。それは自分と周囲を不幸にするだけだと思うからだ。
命を扱う医師には人類的、社会的に広いものの見方を忘れて欲しくないと僕はいつも思うのだ。







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