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読了:峠越え

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この人の描く江戸の人々は優しいとつくづく思う。
暖かく見守るというような優しさではなく、時には敵と思えるような厳しさで鍛える。見込んだ者を本物に育て上げようとする人々の目。「だいこん (光文社文庫)」と同じように、厳しさに真摯に立ち向かってひとかどの者になっていく主人公を軸に、周囲の本当の優しさを持つ人々を描くのが作者は好きなのだ。
相変わらずここに必要なのかと疑問に思う冗長で説明的な江戸の風物の描写が気になるし、最後には主人公が誰なのか解らなくなる欠点はあるように感じるが、主人公が自分の才覚でトントン拍子に成功していく物語はとても楽しい。
なんだか都合が良すぎるストーリーではあるが、時代物はファンタジーなのだからそれでいいのだ。
平日の空き時間に読みつづけて二日で読んでしまった。

峠越え (PHP文庫 や 40-1) (PHP文庫 や 40-1)
山本 一力

峠越え (PHP文庫 や 40-1) (PHP文庫 や 40-1)
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nyao

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本を読むのが大好きです。積読本が多数。システムエンジニア経験あり。プログラミング言語はRubyが好きだけどPHPとJavaばかり書いている。最近はJavaScriptも好きになってきた。クラウド使ったお仕事募集中。

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