欠陥の7割、リコールのめど立たず 三菱ふそう欠陥隠し - asahi.com : 社会
三菱ふそうトラック・バスの欠陥隠し問題で、同社がリコールかそれに準じる措置を国に届け出る予定の47件の欠陥のうち、既にリコールを届け出たか、今年10月末までに届け出るめどが立ったのは15件にとどまり、約7割、32件の欠陥のリコールは大幅に遅れることが23日、分かった。
欠陥件数の多さを考えるとそろそろ業界全体での取り組みが必要な時期に来ているような気がする。社会の安全に脅威を与えているわけで、できるだけ短期間で処置を実施する必要があるからだ。
とは言っても、これだけ品質問題が発生しているところを見ると社内に品質情報がまともに蓄積されていない可能性も高い。情報を出したくても出しようがない状況にあるのかもしれない。もしもそうなら他社が協力を申し出たとしても対応が難しい。
この問題、高度成長期の公害問題の再来のようだ。どういうわけか日本の社会は徐々に退化しているような気がしてならない。