思念波

知的労働と雇用の問題

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NET EYE プロの視点
プロ野球選手が労組の力を再認識させたのはなぜか(9/24)
この記事には知的労働を行う層の働き方に対する変化の兆しを感じさせられた。
なるほどIT関連などの知的労働者はそのプロ意識が心理的にプロ野球選手に近いのかもしれない。企業にいながら帰属意識は低く、多様な価値観を持ち、プロジェクトの完遂を主たる目標としてその結果を重視する。まず第一に自分が向上すること、仕事が面白いことが大事であって、次に自己のもつ専門知識やノウハウに対する正当な対価を求める。自己のライフスタイルへの干渉を嫌う。
しかし、今の企業構造、産業構造はそういう労働者の働くスタイルに必ずしもマッチしていない。高度な知識を高い値段で買うことのない下請け構造、結果的に長時間の労働を強いるマネジメント。ネットワークの時代に相変わらずの東京一極集中構造。
これらによる生産性の低さが潜在的にコストを上げる要因になっている。
新しいマネジメント手法を確立していかなければいつかは今回のプロ野球のストのようなことが起きるだろう。いや、すでに見えない形で始まっていて、それが企業収益を圧迫しているのかもしれない。
日本ではこのような観点での生産性を問題とするレポートが少ない。
カイゼンのためには生の実体をあらわす情報の収集が必要。
三菱自動車問題を例に挙げるまでもなく、今は現場のカイゼンよりもマネジメント(経営層)のカイゼンが重要な時期なのだと思う。







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nyao

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