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読了:孤高のメス

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肝移植を軸に、天才的な手技を持つ外科医と保守的な大学、地方病院の問題点を描いた作品。と言えば社会派作品という側面が強くなってしまう。そういう問題 提起ももちろん大きな部分を占めるのだが、この作品の魅力はやはり主人公当麻鉄彦が行う手術の場面だろう。外科医というのはまず手技に秀でていなければな らず、論文の評価だけで地位が決まるシステムは意味がないだけでなく、有害であると訴える。
医者ではない一般人から見ると手術は怖い。きちんと治 療の内容を説明しない医者も居たりしてあまり手術がどのように行われているのか知る機会は少ない。僕はこの一年あまりの間に自分や身内の手術の経験から知 ることによる安心感というのがあるのだということを実感して、自分や身内の受ける治療について勉強するようになった。
そういう関心の中で興味をもった小説だったが、読み始めたら面白くて5日で6冊一気に読んでしまった。
最初はビジネスジャンプに連載されていた劇画「メスよ輝け!」で、この小説はそれをノベライズしたものだ。コミックのほうも読んでみたい気がするが、小説を先に読んでしまうと自分の持つイメージと違和感が出てしまうことが多いのが難点だ。
手塚治虫のブラックジャックが好きな人は文句なく楽しめる小説だと思う。

孤高のメス 第1巻―外科医当麻鉄彦 (1) (幻冬舎文庫 お 25-1)
大鐘 稔彦

孤高のメス 第1巻―外科医当麻鉄彦 (1) (幻冬舎文庫 お 25-1)
孤高のメス 第2巻―外科医当麻鉄彦 (2) (幻冬舎文庫 お 25-2) 孤高のメス 第3巻―外科医当麻鉄彦 (3) (幻冬舎文庫 お 25-3) 孤高のメス―外科医当麻鉄彦 (第4巻) (幻冬舎文庫 (お-25-4)) 孤高のメス 第5巻―外科医当麻鉄彦 (5) (幻冬舎文庫 お 25-5) 孤高のメス 第6巻―外科医当麻鉄彦 (6) (幻冬舎文庫 お 25-6)
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nyao

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本を読むのが大好きです。積読本が多数。システムエンジニア経験あり。プログラミング言語はRubyが好きだけどPHPとJavaばかり書いている。最近はJavaScriptも好きになってきた。クラウド使ったお仕事募集中。

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