昨日、「七人の侍」の後編を見たあとに続けて「雨あがる」を見た。原作が山本周五郎、脚本黒澤明で、黒澤監督亡き後の黒澤組が集まって作った映画だ。
90分ほどの程よい長さに、なんともさわやかな印象の残るストーリー展開。なんといっても宮崎美子の扮する剣術の達人三沢伊兵衛(寺尾聡)の妻たよの思慮深さ、優しさ、ふくよかな表情がいい。
川留めの宿に集まる人々の明るさや、殿様のさっぱりした性格などもいい。それらと美しい風景が相俟ってすがすがしい仕上がりの映画になっている。
かなり気に入った一本。これはいずれ買って手元に置くことになるような気がする。
作品のできは良いと思うが、黒澤作品を期待して見るとちょっと期待はずれかもしれない。
雨あがる 特別版
発売日 2000/09/06
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おすすめ平均素敵な短編小説といった感じです
黒澤監督へのオマージュ
夢のような妻!!
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雨あがる
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