思念波

特急列車の思い出

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この3連休は法事と年始を兼ねて(兼ねるのも変だが、そういうことになってしまったのだ)実家に行ってきたのだけど、久しぶりに混雑した特急列車に乗った。
30分に一本の特急が走っている便利な区間で、わりと混雑しているときでも座席がないということはあまりないのだけれど、この三連休は松の内だったこともあってかずいぶん立っている人がいた。長くてもせいぜい一時間半だから関東圏で通勤している人のことを考えればたいしたことはないけれどね。
昔(20年くらい前かな)は今のように休みが分散しているわけではなく、列車の編成や本数も今ほど便利じゃなかったし、飛行機を使うのはかなり贅沢だったから、年末年始とかお盆の時期には通路に座り込んで酒盛りをやっている人を結構見かけたものだ。きっぷも一ヶ月1日前に真剣にとった。いまよりずっと自由席は少なかったから指定が取れないときには一時間以上前から改札に並んで改札が始まったらすかさずホームの自由席ドア前に走ったりしたっけ。
あの頃の特急は今と比べて設備もスピードも貧弱だったけれど、まだ普通列車も急行列車もたくさん走っていた頃で座席に座ってホームを見るとなんとなく優越感があったものだ。今はグリーン車か長距離夜行特急にでも乗らないと同じような優越感を味わうことはできなくなった。
そんな昔と比べればまだ空いているほうではあったけれど、立っている人のいる特急列車に乗って、あの頃が長距離移動の中心的な役割を鉄道が担った最後の頃だったのだなあとしみじみ考えた。

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