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偽造カード対策、全銀協が本格化方針を申し合わせ
やっとセキュリティ強化に重い腰を上げることになったらしい。
この問題、銀行側は暗証番号の管理の問題に摩り替えようとしているけれど、実はカードが簡単に偽造できてしまうという時点で銀行の責任なのだ。
偽造キャッシュカードによる被害の補償制度にしたって、制度悪用の可能性のみを理由にして導入をためらうというのは単純に銀行の保身でしかない。悪用を前提として制度を作っている例はクレジットカード業界や保険業界にたくさんある。それには少なからずコストがかかるだろうけど、早く手を打たないと結局は銀行の信用が損なわれるということに気づくべきだ。すでに後手にまわっているといっても過言ではない。
銀行は今回の問題で大きな信用リスクにさらされているのだ。危機感を持って早急な対応をしないと第二の不良債権を産み出すことにつながりかねないと認識すべきだ。
遅すぎる偽造カード対策
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