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阿弥陀堂だより

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すっかり寺尾聡ファンになってしまった僕は、GEOで「阿弥陀堂だより」のDVDを見つけてさっそく借りてきて観た。
観ていたらなんだか考え込んでしまった。
寺尾聡の出ている映画やテレビドラマは、どこか時間の流れが違うのだ。日常感じている時間のスピードよりもだいぶゆっくりしている。「優しい時間」がその代表かもしれないけど、「雨あがる」も、「阿弥陀堂だより」も自分の生きている時間のことを考えざるを得ない部分があるような気がする。
この映画では、都会で心を痛めつけられた主人公の妻が、田舎で徐々に回復し、夫婦の絆を深めていく姿が描かれているのだが、その痛む心の動きがひと事ではない感じがしてしまうのだ。
僕はボーっとしているとあっという間に取り残されていくスピードの早い時間をぐるぐると繰り返して暮らしている。「阿弥陀堂」という言葉からか、そんな日常が「六道輪廻」という言葉であらわされるもののように感じられて少し悲しくなってしまったのだ。
とは言っても、そういう暮らしも僕自身の一部なのであって、そこから逃れるよりも受け入れるしかないのだから、自分というものをしっかり持って自分のペースをはずさないように生きることが自分の時間を生きるということなのだろう。
夢中で走り続ける年頃がいつまでも続くわけではない。どこかでペースを調整しなければ続かない。そんなことを意識させられる作品だった。
阿弥陀堂だより 特別版
寺尾聰 南木佳士 小泉堯史 樋口可南子

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nyao

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