一気読み

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こっちのエントリで紹介した「北洋船団女ドクター航海記」。読み始めたら面白くて一気に読んでしまった。おかげで寝たのは午前3時頃だった。それほど面白かったのだ。
この本はよほど船が性に合ってしまったのであろう女医さんの話で、楽しいエピソードがたくさん載っている。たった二ヵ月半の航海ですっかり乗船した船に愛着を持ってしまったのは、独特の純朴な船乗りの世界への愛着でもあるのだろう。
船団全体で1000人以上もの人々が働く特殊な社会でたった一人の医者。それを無医村にきた医者にたとえているけれど、それよりももっと過酷な世界だろうから、船医はよほど向いていないとできるものではないに違いない。船の医療の状況を通して現在の医療の問題点にも触れているところはさすがだと思う。しかしこのドクターはそんな厳しい北洋船団の船乗りの世界をすごく楽しく語っていて最後まで飽きさせないのだ。なかなか面白い一冊である。
ぜんぜん話は変わるけど、船のドクターといえば、僕が思い浮かべるのはドクター・マッコイだな。船は船でも航宙艦だけどね。あの頑固者だけど人間への愛情が深いドクターの姿は、やはり船医という特殊な職業が性格づけるものなのかもしれないなんてこともふと思った。







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nyao

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