スクイークであそぼう【CD-ROM付】を買ってうちの小学生に与えたら、自分でCDをインストールしてどんどんeToyのプログラミングを楽しみ始めた。Squeakのプログラミング環境は視覚的なオブジェクト指向と言っていいと思うんだけど、そういうプログラミングは直感的で理解しやすいということなのだろう。
最近の若い人は、最初に学ぶプログラミング言語がオブジェクト指向言語ということが多く、比較的自然にオブジェクト指向を身に着けているひとが多いのだけれど、Squeakのように実際に触ることができるグラフィカルなオブジェクトがもつ属性や操作をグラフィカルに組み合わせてプログラムを作っていくスタイルだともっと直感的にオブジェクト指向を体感できて、小学生くらいからそういうことをやっていると自然にオブジェクトのことが理解できるようになっていくのではないかと感じる。
そういう人々が増えてきたとき、今の勘と努力とはったりで行うとても顧客本位とはいえないシステム開発が着実に変化するのではないかと期待している。
子供向けだけど、この本を読みながらSqueakのプログラムを作ってみるとオブジェクト指向に関して目からうろこが落ちるような気がするのは僕だけではないと思う。お勧めの本だ。
スクイークであそぼう【CD-ROM付】
Thoru Yamamoto
by G-Tools