悲しい知らせ

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江戸の風俗に詳しくて、合葬とか百物語、百日紅などの名作マンガを描いた杉浦日向子さんが亡くなった。
僕は彼女の作品が大好きだ。まるでひそかに江戸時代に行く手段を持っているのではないかと思うくらい江戸の日常を詳細に生き生きと描く人だった。若いうちに「隠居」生活に入ってというのが生き方として新鮮に感じたものだった。
けれど、実は彼女は現代から江戸時代にひそかに行っていたのではなくて、もともと江戸時代の江戸の人で、たまたま現代を見に来ていたタイムトラベラーという気もする。きっとそろそろいいかって感じで江戸に戻ってしまったのかもしれない。
彼女の百物語を読むと、この世とあの世はつながっていて、なにかの拍子にふとあっちの世界に行ってしまうことがあるように思ってしまう。彼女もそんな風に行ってしまったように思えてならない。
46歳。残念だけど、きっと仕方がないことなのだろう。
向こうの世界で楽しく暮らしている姿を念じて、僕は僕なりに心に刻んでおきたいと思う。

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