思念波

達成感って

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うちで使っている掃除機には「ゴミ信号」というインジケータがある。仕組みはたぶんホースを通過したモノがあったときに一定時間赤くなって、通過がないと緑になるというものなのだと思う。
で、この掃除機で掃除をしていると、一度掃除機が通ったところではゴミ信号が赤になることは少ない。ちゃんと吸い込んでいるんだなあ。
この「ゴミ信号」の良いところは、「ちゃんと掃除をしたぞ」という達成感を感じることができることである。
ゴミには見えにくいものも多いから、人によってはどこまでやったらいいかわからなくてストレスを感じることもあると思う。こんな感覚って言うのはどんな人にも多かれ少なかれあるもので、なんらかの基準でそれをはっきりと示してもらえると安心するものなのかもしれない。
これは仕事でも同じで、達成の基準のはっきりした仕事は比較的ストレスが少ないと思う。しかし期間の長いプロジェクトなどの場合はこの達成感を得るのが難しい。それは大変なストレスを伴う仕事になってしまうことが多いのだ。
とくに複雑で進み具合が目に見えにくいソフトウエアの仕事ではこのストレスの大きさは深刻なのだと思う。プロジェクト管理という言葉はあっても、それは本当の管理といえるほど洗練されているものではなく、まだまだ試行錯誤の続いている業界なのだ。
今は仕事の達成感を短い単位で感じられるような開発手法が話題になり、試行錯誤されている段階だ。だけどそれが実現し、現場で運用されるようになるのはたぶんまだまだ先の話だ。
ソフトウエアのようなIT業界ばかりじゃなくて、世の中全体がバーチャル化によって達成感を得にくい時代になってしまったのかもしれない。直接触れることのできるものから得られる達成感、満足感と、バーチャルなモノから得られるもには大きな差があるのだろう。
これからはもっとそういう状況が強くなっていくかもしれない。そういう世界はどんな風に渡っていけばいいんだろう?どこかに自分なりのインジケータを見つけなければいけないということなんだろうなあ。。。
掃除機をかけながらそんなことを漠然と考えた。

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nyao

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本を書きたい人にITの基礎から学んでもらって、Kindleで著者デビューするまでをサポートします。 ITってよくわからないという人のために勉強会をやっています。 「読書と編集」という屋号でお仕事をしています。

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