技術・科学

テレビ電話をかけない理由

投稿日:

テレビ電話をかけない理由を読んで思ったこと。
記事の結論としては、端末利用者のリテラシーの問題と、キャリアのPR不足、対応端末と非対応端末の混在が挙られている。もう一つは電話と同じ問題。時間を共有しなければならないこと。
しかし、実際のところはどうなのだろう?
僕は対応機種は持っていないから、実際にテレビ電話の機能を使ったことはないが、パソコンで遠方で行われているオフ会にオンラインで出席したり、仕事でテレビ会議を使ったことはある。
その体験からすると、なんとなく明確な目的なくテレビ電話を使うというのはあまりないのではないかと思う。
メールが浸透してから、電話で話す時はたいてい「今話しても大丈夫?」と聞いてから会話を始めることが多くなったと思う。これはメール以前にはなかった習慣だ。これは電話によって相手の時間を消費することに気が付いたからで、相手の時間を拘束しないで済むコミュニケーション手段が生まれたからだ。要はコミュニケーションの多くはどうしても時間を共有しなければならないといものではないということで、結果、電話で話すよりメールがの方を圧倒的に多く使うというユーザが増えているのではないかと思う。
とすると、その対極にあるテレビ電話と言うのはどういう意味のあるコミュニケーション手段なのだろうか?
いつも顔を見ていたいという恋人同士なんかは明確な目的があるから使うかもしれない(もどかしさを増大させるだけかもしれないけど)。孫の顔を見たいという爺婆の欲求もあるかもしれないけど、リテラシーがついてこないのが本当のところだろう。
あとは買い物の商品確認を電話の向こうの人にさせるというような使い方がありそうだけど、別に動画である必要もないかもしれないな。
もうひとつはなにかの実況中継かな。
結局僕には動画通信はテレビ会議のような明確な目的のあるシチュエーションでの利用しか思いつかない。だとしたらケータイにテレビ電話の機能なんか必要ないのではないかと思ってしまうのだ。
体験して見ないとわからないし、コストが安くなったら面白い使い方を考え出す人も出てくるかもしれない。でも、今の僕には使う意味が見いだせない。たぶんそれはキャリアにもわかっていないのではないかと思う。
実はテレビ電話はすでに10年以上前から存在している。しかし値段が高かったこともあって全く普及しなかった。だけど、本質的にテレビ電話は必要とされていないのが原因ではないだろうか。
僕がガキの頃の未来の姿を描いた本などには必ずテレビ電話が載っていたものだ。今やその未来になった訳だけど、これはハズレの予想だったような気がする。
双方向動画技術はたぶんテレビ電話ではない別のアプリケーションでブレイクする。それが何かは分からないけど、僕はそう思う。キャリアも頭の切り替えが必要なのだ。







書いた人

nyao

nyao

本を書きたい人にITの基礎から学んでもらって、Kindleで著者デビューするまでをサポートします。 ITってよくわからないという人のために勉強会をやっています。 「読書と編集」という屋号でお仕事をしています。

プロフィールを表示 →

-技術・科学

Copyright© NyaoPress 読書と日常 , 2019 All Rights Reserved.