思念波

美的感覚

投稿日:

天才は美しい景色の中から生まれるらしい。
素人にはただの記号の羅列にしか見えない数式も、数学者が見るととても美しく感じるものがあるらしい。
いやになるほど平凡な人間でしかない僕でも、プログラムのコードが美しいと思うことがある。
このときの美しさはやはり機能美というもので、もちろん文字列の並びが美しいだけというわけではないけれど、機能美のあるコードは文字列の並びも美しいと感じるから不思議だ。
建築物とか、機械なんかでも同じような美しさを感じることがある。
こういう美しさの対極にあるのは政治力というやつだろうか。別に永田町で行われていることをさしているわけではない(まあ、永田町に美しさを感じる人は皆無だろうけど)。仕事をやる上でどうしてもかぶさってくる力のことである。
きちんとした目標のもとに設計されたモノには美しさがある。しかしこの美しさとコストを両立させるのはなかなか難しい。そこに入り込んでくるのが政治力だ。
絶対音感を持つ人が微妙にチューニングの狂った音を聞くと気分が悪くなるように、ある種の美意識を持つ人にとっては美しさの対極にある力にゆがんでいくモノを見ると気分が悪くなることがあるのだろう。そして、そういうゆがんだものに触れ続けるといつか美意識は病的に錆付き、いつのまにか踏み越えてはいけないラインを越えてしまうこともある。
人によっては本当に病気になってしまうこともあるだろう。
美しさを保つためにはそれをゆがめようとする力に抗わなくてはならない。自分の中にあるクリスタルの城を守るためには体力と精神力が必要なのだ。
どんなことでも、やりたいと思ったことを実現するには、まず体力が必要。その基礎の上に強靭な精神力が立ち上がる。そうなってはじめて自分の中の美的感覚をゆがませることなく生き、夢を実現できるのだろう。
あるデザイナーを追ったテレビ番組を見て、僕にはそういう体力、精神力が足りないなあと思わずにはいられなかった。
身体を鍛えること。美しいものを見ること。まずはそこからはじめよう。

Follow me!







書いた人

nyao

nyao

本を書きたい人にITの基礎から学んでもらって、Kindleで著者デビューするまでをサポートします。 ITってよくわからないという人のために勉強会をやっています。 「読書と編集」という屋号でお仕事をしています。

プロフィールを表示 →

-思念波

Copyright© NyaoPress 読書と日常 , 2020 All Rights Reserved.