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プリンタって使わないよね

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去年の暮れ、だいぶヘッドが劣化してきたプリンタを買い換えた。古いプリンタを下取りしてくれるお店で買ったし、設置場所の都合で複合機は選ばなかったので思ったより安く買うことができた。
しかし、本体は安いけど、インクは高い。数回インクを取り替えると本体が買えるような値段だ。だからヒゲ剃りモデルだなと思ったものだ。
しかし、メーカーの思惑通りには物事は進まない。年賀状はまだまだ健在だから年末には良く使うけど、それ以外にインクを大量消費するほど使うかといえば、たぶんみんなノーというだろう。
ワープロが売られたときにわかったことは、普通の人は家庭で文書など作ることはめったにないということだ。だから文書をプリントすることも当然めったにない。だからメーカーはデジカメの普及に期待したのではないかと思う。写真を撮ればプリントしたくなるだろうという考え。これがまた誤算だ。
その原因はフラッシュメモリの価格低下とインターネットの普及にあると思う。
フラッシュメモリが安くなったから、デジカメで写真をバンバン撮るようになった。コンパクトデジカメを持って歩いているような人は思いつきでバシバシ写真を撮る。フラッシュメモリの容量が大きいから数百枚撮れてしまう。撮るのはいいのだが撮ったものの大半は後で見ると面白くともなんともないものだったりする。するとそれをチェックするのも面倒になる。
他方、インターネット接続がとても安価になったので、デジカメを持つ人のうちかなりの割合の人がパソコンも持っている。大容量のハードディスクが付いているが、こいつを埋めるようなコンテンツなど写真と音楽(それにちょっとビデオ)くらいしかない。チェックするのが面倒な撮ってしまった写真はとりあえずパソコンのハードディスクに移動する。もう少し気の利いた人はCD-Rに焼いたりする。友達にはメールに添付して送ってしまうこともできるようになった。
結局プリントするというシチュエーションはない。プリントしたあとの利用法はあまりないから、必要になったらプリントすればいいやということで、めったにプリントしない。
あると便利で、ないと不便そうだからプリンタは買う。しかも安い。だけどめったに使わない。だからインクはあまり売れない。するとメーカー大変。という大変厳しいビジネスモデルになってしまっているのだな。
ということを、プリンタメーカーから定期的に送られてくるプリンタ利用法をあれこれ提案する涙ぐましいメールを見て思った。メールは読んだけど、別に使ってみたくならなかった。そこがまた哀しみをさそうのだった。

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本を書きたい人にITの基礎から学んでもらって、Kindleで著者デビューするまでをサポートします。 ITってよくわからないという人のために勉強会をやっています。 「読書と編集」という屋号でお仕事をしています。

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