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僕はWikiが好きだけど

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僕はWikiが結構好きだ。謎の書き込みがちょこちょこあるので誰でも編集できるようにはしていないけれど、一応公開のWikiサイトも持っている。比較的変化の少ない情報を公開したいときにパッパッとページを作れるので気に入っている。
Wikiの本来の良さは誰でも編集できるということろだ。自由に議論したり、共同でドキュメントを作ったりするのに向いているのは言うまでもない。
しかし、これを実際に仕事で使ってみようとするとなかなか役に立たない。
前からうすうす感じていたことではあるのだけれど、自分からなんらかの情報を発信しようという人はどうも限られるようである。情報を発信したいと思わない人にとっては情報発信を強いられるシステムは苦痛のようだ。
これはたぶん大勢の前で話をするのが苦手というのと似ていると思う。自分の意見を公開するということに強い抵抗があるのだろう。
せいぜいメールを書く程度だが、それでもよほど必要になったとき以外は自分から発信しない人すらいる。こういう人はインターネット技術を受動的にしか使えていない。僕から見ればせっかく表現する手段が与えられているのに使わないのはもったいないと思うんだけど、根本的にそこの考え方が違ってしまっているのだ。
もうひとつは新技術に対してアレルギーを示す人も少なくないことだ。実はWikiは簡単なルールを覚えるだけで使うことができるし、参考にできるページだってたくさんあるわけだけど、そういうほんの少しの「新しいコト」を覚えるのが苦痛らしいのである。
だからWikiを使って情報共有をしようというのはなかなかうまくいかないものなのだ。
残念ながらまだまだサイバーな場を「普通の人」が効果的に利用することができる時代ではないらしい。
考えてみれば会社の中で何かを主張しながら仕事をしている人ってほんの一握りだもんなあ。こんなことでニッポンの企業はこの先やっていけるものなのだろうか。それとも僕の周りが特殊なのだろうか。
仕事でWikiページをガリガリ書きながらふと考えたことだ。

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本を書きたい人にITの基礎から学んでもらって、Kindleで著者デビューするまでをサポートします。 ITってよくわからないという人のために勉強会をやっています。 「読書と編集」という屋号でお仕事をしています。

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