読了:わかったつもり

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技術書を読んでいるとき、ふと自分が本当に理解できているんだろうか?と思うことがある。論理的に複雑なものの理解は当然難しいわけだけれども、なんとなくわかったような気がしてもしっかり理解したと自信をもって言えない感覚が常につきまとう。
僕の場合はそれを経験で補うわけだけれど、物事全てを経験しようというのは無理な話である。そういう場合にどのように読解力をつけるためのヒントがこの本には載っている。なかなかためになった。
読んでいて面白いと感じたことがあった。
この本はほとんどタイトルを見ただけで買ったのだけれど、どういうわけか僕が今興味を持って調べていることに関連していたのだ。
僕は今「モノゴトの意味」をコンピュータ上で表すということに興味を持っているのだが、この点について認知心理学的な観点で書かれている部分があるのだ。たぶん「わかったつもり」の「わかる」という部分が直感に引っかかったのだと思うが、なんとなく偶然的で面白い感じがした。
この本を読んだおかげで今興味を持っている分野が認知心理学に関わるということがわかったので次に調べてみるターゲットがひとつ決まったのだ。
キーワードが漠然とはしていたが、これも「カラーバス」的効果なのかなあと思った。
それから、この本を読むに当たって、中身をよりよくわかることを意図して読み始めからマインドマップを書いてみた。マインドマップを使った読書というキーワードがどこかに引っかかっていたからやってみたのだが、それが「読解力」に関する本であったことはなんだか不思議なことである。これもたぶん心に引っかかることがあることによって直感が働いたということなのだと思う。
この本は読解力をつけることへのヒントを得ること、僕の今の興味の範囲が認知心理学に関わるということ、そしてマインドマップを使ってみることという三つのことをもたらしてくれた。かなりお得である。
マインドマップは一度書いたら休憩を入れて書き直すのがいいらしいけど、とりあえず一回目に書いたのを「読解力.pdf」としてさらしてみることにする。初めて書くマインドマップだからなんだか汚いけど、ご愛嬌ということで。
頭の整理の仕方っていろいろあるけど、とりあえずひとつくらいはきちんと実践してみたほうがいいのだなあと思った次第。
わかったつもり 読解力がつかない本当の原因
西林 克彦

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因
下流社会 新たな階層集団の出現 間違いだらけの学習論―なぜ勉強が身につかないか 不勉強が身にしみる 学力・思考力・社会力とは何か 人は見た目が9割 99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
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