読了:「へんな会社」のつくり方

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「へんな会社」ってのはまっとうなことをやる努力をしている会社であった。というのが僕の本書に対する印象かな。
この本を読んでいると、普通の会社がいかに変な会社か考えさせられる。過去に成功した事例を神聖視して変化できないでいる組織に満ち溢れているように思えてくる。

この「へんな会社」が重視しているのはコミュニケーションなのだ。人間話し合えばなんとかなる。そういう信念がこの会社を作っている。言っても変わらないからあきらめるという姿勢が多い中で、コミュニケーションを徹底するということは大変なエネルギーのいることなのだ。

仕事でたとえばアイデア出しのようなことをやろうしたとする。数人の間で話し合いが行われてなんらかの結論が出る。
常にこういう状態にある組織はかなりコミュニケーションの効率がいい組織だと思う。
しかし、ソフトウエアの開発者に多いタイプは、人と口を利くのが億劫というタイプだ。そういう人が集まってなにかひとつのアイデアを出すというのはなかなか難しい。
そこには日常のコミュニケーションの量と質が関係している。この「へんな会社」は社員間のコミュニケーションを最大にすることに常に心を砕いている。そして、社員のみならず、サービスを利用しているユーザをもそのコミュニケーションに巻き込もうとしている。それがこの会社の成功のポイントであり、魅力なのだと思う。

インターネットはコミュニケーションを中心に発展してきた。その基本をはずさずに、コミュニケーションを促進する「モノ」を作り続けている。そこが海の向こうのGoogleとはちょっと違うのかもしれない。

とにかくコミュニケーションを重視する。
はるか昔に天才的な為政者が言った「和を以って貴しとなす」と重なるではないか。
この会社は日本に生まれるべくして生まれた会社なのかもしれない。

hReview by んちば , 2006/04/18

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「へんな会社」のつくり方
近藤 淳也
翔泳社 2006-02-13

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる ザ・サーチ グーグルが世界を変えた 「みんなの意見」は案外正しい Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~ Web2.0 BOOK

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