思念波

グループとしての力

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仕事でもなんでもそうだけど、二人以上のグループで何かをするというのは難しい。存在意義のレベルからグループを構築するのはもっと難しい。
僕たちの世代は既存の組織の要求に対応するよう規格化された教育を受けて来たから、一から組織を構築するということに慣れていない。そのうえ個人主義の台頭に対抗できる組織化の手法はあまり発達していない。中途半端にニッポン的な集団主義で組織運営をしようとしていたるところで破綻の様相を深めているように思える。
今もてはやされているトヨタ式の小集団によるカイゼン活動も、所詮は旧世代の価値観に基づくものであって、現場に適用するとどこかぎくしゃくしたものにならざるを得ないようである。
こういう時代にあって、個人主義の人々で組織されるグループにおいて力を引き出すためにどうしたらよいかという方法論は、欧米に学ぶところが多い。
我々はコミュニケーションの効率などということを普通考えない。物事は阿吽の呼吸で進めるのが理想であったからなのだが、今はすでにそれが当たり前の時代ではないのだから、きちんと「話し合う」ということをもっときちんと学ばなければならないのだ。今必要なのは本当に話し合うことなのだと思う。
単に話し合うといっても、ファシリテーションではダイアログとディスカッションの二つに分けている。発散的に意見を言い合うことと、収束的に意見をまとめていくことは違うわけだ。こういう基本的なことすら区別できないことが多いという事実に目を向けよう。僕たちはコミュニケーションのとり方を知らないのだ。
学校では「話し合う力」をつける教育を行う必要がある。そういう教育を受けてこなかった我々も謙虚に学びなおす必要があるのだ。
「話し合う力」または「話し合う技術」を身につけることはグループを成立させ、グループとしての力を強化することであるはずだ。それはグループとして学ぶ力につながっていく。こうして組織を構築し、ステップアップしていく必要が、今の僕たちにはあると思う。

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本を書きたい人にITの基礎から学んでもらって、Kindleで著者デビューするまでをサポートします。 ITってよくわからないという人のために勉強会をやっています。 「読書と編集」という屋号でお仕事をしています。

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