このところ暑い話題ばかり書いているような気がするが、今回もそんな話。
ちょっと前まで会社はエアコンが効いていて、夏に外がかなり暑くてもわりと涼しく過ごしていた。場合によっちゃあ会社の中では寒くて上着が手放せないなんてこともあった。
が、この2~3年、環境に配慮するってことが企業の社会的責任とやらのひとつになって、室温が26度を超えないとエアコンを入れないということになった。僕の会社の入っているビルは個別空調で、全てのコントローラが26度設定になっているのだが、僕の部署では日ごろはスイッチを切って窓をあけていて、天気予報で30度に近くなる日は窓を閉めてエアコンのスイッチを入れている。
服装もクールビズってやつで、ネクタイなしで勤務している。そういえばぼくは比較的早くからネクタイをはずしていたんだけど、大半の人は会社の号令なしにはネクタイをはずさなかったっけ。サラリーマンってそんなもんだよね。
で、今年の暑い夏でちょこちょこ思ったことは、僕らが社会人になるずっと前の会社って、どこもこんなふうに夏は暑かったんだろうなあってこと。もちろん今だって自然に任せて仕事をしている会社はたくさんあるだろうけど、僕たちの世代のビルで勤務するホワイトカラーってのはエアコンが当然のようになっているから、ウチワや扇子でパタパタやりながら汗をかきかき仕事をするってのもちょっと新鮮な感じ。
暑いときには熱い飲み物なんてやせ我慢的にホットコーヒーを飲んだりもして、まあある意味夏を楽しんでいるのは、効率一本やりの企業社会にあって意識を変えるきっかけになっているのかなあなんて思う。終業後のビールもうまいしね。
今はいろんなところで企業の責任が問われる時代。そんな中で環境配慮型の業務遂行ってやつはウチワや扇子にせよ、ノーネクタイにせよ、どこかのんびりした雰囲気があって悪くないもんだな。
そういえば僕は体質的なこともあって夏でも長袖って人だったんだけど、ここ数年はTシャツに短いパンツとか、Yシャツ腕まくりとか多くなったな(半そでYシャツは嫌いなのだ)。そうすると健康的に汗をかくようになったみたいで、自律神経異常っぽい朝方の変な寝汗とかかかなくなった。まあ、限度はあるだろうけど、やっぱり自然に近いほうが体にはいいのかなあなんて思うのだな。