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コメを選んだ日本の歴史

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論文的な文章で、読み物として読むにはちょっとつらいかな?
それでもコメによって串刺し的に日本の歴史を概観するというのは面白かった。
コメ離れが進んだとはいえ、うまいコメは売れている。意識に上らなくてもコメは特別なものだ。そういうコメに対する特別な思いというのはどこから生まれてきたのか。そんなことを考える参考になる。

それにしても、今のようにコメが誰でも食べたいだけ食べられるようになったのがたかだか50年ほど前からだというのにはちょっと驚いた。
この本を読みながら、そういえば小さい頃、家に米穀通帳があったなんてことを思い出した。どう使っていたのかは覚えていないのだが、台所の近くにぶら下げてあったのを覚えている。これって1981年まで存在していたんだな。これが廃止された要因は根本的に食糧事情が豊かになったということがあるんだろう。
僕が物心ついたころから流通の変化とかコメ余りなんて状況が始まって、コメに対する意識が変化していったらしい。僕はコメ余りの時代に育っているから、その前の世代と比べればコメに対する執着は大きくない世代だと思うけど、それでもやっぱりご飯がうまいと思う気持ちは結構強い。
日本人がこだわり続けているコメの魅力はなんなのか?それに対する答えはこの本にはないけれど、歴史の中で重要な価値を持ち続けた要因と、日本人が持つ性格が深いところで結びついているらしいことは理解できる本であった。

コメを選んだ日本の歴史
原田 信男

コメを選んだ日本の歴史
日本語の歴史 神社の系譜 なぜそこにあるのか メイフェア劇場の亡霊 処刑御使 人体 失敗の進化史
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nyao

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本を読むのが大好きです。積読本が多数。システムエンジニア経験あり。プログラミング言語はRubyが好きだけどPHPとJavaばかり書いている。最近はJavaScriptも好きになってきた。クラウド使ったお仕事募集中。

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