北海道

年末の記憶

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僕の年末のイメージは市場に厚着と長靴のおじさんおばさん。
おじさんは毛糸の帽子をかぶってポケットに手を突っ込んで今日の酒の肴になりそうなものばかり見て歩く。おばさんは年末年始の料理の買い物だからちっともあてにならないおじさんにブツブツ文句を言ったりしながら買い物をしていく。
話すたびに口から出る白い息。古くて薄暗い建物に裸電球の光。海の幸から広がる独特の匂い。新聞紙にくるまれる魚。天井からぶら下がったざるに無造作に放り込まれる売り上げ。
いつもよりちょっとだけたくさん買い込むうれしさ。
今はカートを押してきれいにパックされたものを買うけれど、なんとなくそわそわうきうきする感じは昔と同じ。でもレジに並ぶのはかんべん。
長靴が似合うオヤジになりたいなあと思う年の瀬なのだ。







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nyao

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