昨日のお昼頃に「精霊の守り人」を読み終わって、すぐに「闇の守り人」にとりかかった。 これも読み始めたらどんどん進んでしまって、就寝前には読み終わってしまった。
この巻は、完全に主人公のバルサが中心に書かれている。こういうと変だが、主人公は女用心棒だから、他のストーリーはどちらかと言えば誰かを守るという観点で書かれていて、この巻だけはバルサが自分のために闘うというストーリーになっているのだ。
闇の守り人との闘いは恐ろしく、苦しいものだ。それを戦い抜いて彼女は一段成長する。三十代の女用心棒が成長すると言ったらおかしいかもしれないが、大人だって成長するのだ。
そういう大人のバルサの気持ちがそこそこ大人の読者には痛いほどわかるのではないだろうか?
さて、この続きはまだ買っていない。書店に行ってこなければ。
闇の守り人 (新潮文庫 う 18-3)
上橋 菜穂子
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