読了:ゼロの焦点

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これも古典ですね。やっぱり入院中の退屈しのぎに読んだ。
戦後の混乱とか、女性の地位とか貞操観念みたいなものの時代的背景がないと成り立たない話なのだな。たぶん現代ならここまでの罪を犯す動機に成りえないのではないだろうか。
それと、あまりにも簡単に一民間人がまったくの他人の個人情報をいとも簡単に入手してしまうというところにはとても違和感がある。個人情報保護のうるさい現代じゃなくても知らない人に自分の会社の社員の個人情報を教えることなんかないんじゃないか?なんてことも思ったりして。
犯人の消え方も作り過ぎ。そんなヤツいねーよって感じだったな。
なまじ現代とつながった時代の小説だけにあらゆるところで違和感があるのだな。まあ、それだけ戦後の日本は劇的に変化してしまったという証左でもあるのだが。

ゼロの焦点 (新潮文庫)
松本 清張

ゼロの焦点 (新潮文庫)
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