iPod touchでメモをとってそれをPCで簡単に使いたくてEvernoteのアカウントをとったのはずいぶん前のことだ。でも実際にはあまりうまく使えていなかった。というのもiPhone用のEvernoteアプリはオフラインの編集機能が中途半端な感じだったからなのだ。
長らく有効活用する方法が見つけられなかったのだが、iPhone Safariで使えるWeb Clip用ブックマークレットを見つけて少し状況が変わった。
最近はtwitterから有用な情報を見つけることが多いのだが、面白いと思った情報をどうやって記録しておくかが問題だった。favoriteする手もあるのだが、調子に乗ってfavoriteすると結局どれがfavoriteなのかよくわからなくなるし、どっちにしろリンクをたどって情報を確かめなければならない。だから面白いと思ったらリンク先を開いてEvernoteにクリップしてしまうのだ。Evernoteは検索機能が優れているのでとにかくクリップしてしまえば後顧の憂いがない。
どんどんクリップするようになったらメモにも使うようになってきた。気になったキーワードとか読みたいと思った本とか思いついたことなどをどんどんiPod touchからメモしてしまうのだ。
大半はメモしただけで終わってしまうのだが、PCのEvernoteクライアントから適当に検索したりざっと流し読みをしたりしていると昔書いたメモが役に立ったりして面白い。
クリップやメモが増えてくると検索でヒットするものが増えてくるので加速度的に役に立つようになってくる。まさに自分の頭脳の拡張という感じ。この気分はなかなかよいのだな。
今は写真は置いていないのだが、Eye-Fiを使ってEvernoteに送ってしまうというのも便利そうだ。そうなると有料アカウントが必要だろうけど。
夏までには写真のなかの文字列が検索できるようになるらしいし、この勢いなら音声データの検索ができるようにもいずれはなるのだろう。そうなったら手放せないツールになってしまうに違いない。
まだiPhoneアプリの使い勝手は改善できそうだし、実際改善されていくだろう。iPadだったらもっと快適な使い方ができるかもしれない。でも情報はすべてクラウドにあって、クライアントの機能にふさわしい形で提示されるので、デバイスに縛られることはない。これは今まで理想としていわれていながらきちんと実現はされてこなかった機能のような気がする。
また良い時代がやってきたと感じられるアプリケーションが出てきたな。
by G-Tools