思念波 技術

図書館で本を借りて電子書籍ブームを考えた

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毎日本を一定量以上読むと決めて、読散らかすといっていいまとまりのなさの読書をしている。
最近はだいたい3〜4冊を同時並行で読んでいる事が多い。

ビジネス書とかノウハウ本のようなタイプは1〜2時間もあれば読んでしまうのだけれど、こういうのは図書館からは借りられない。こう言っちゃなんだが図書館の本は古いことが多いし、新刊は予約の待行列が長くて結局読みたいと思ったときに読めないから意味がないからだ。と言って読みたいだけ買ってくるのもサイフが許さないから悩ましい。
まあ、そんなこともあって最近は少しは重ための学術系の本を図書館から借りて読んだりする。

そういえば、この間ふと思ったことがあった。
Twitterで本の話をしていて、紹介された本を片っ端から市立図書館のサイトで検索してその場で予約を入れた。このご時世だからそんなことは別段どうってことない事なんだけど、予約した本を最寄の図書館で受け取るということを当たり前にやっている事をふとふりかえると、なんだかトンデモなく未来的な事をやっているなあと思ったのだ。

考えてみると購入する本はAmazonよりはリアルのほうの書店で買う事が多い。買うとなるとやはり中身を確かめたい。中身をもそうだけど、装丁とか手触りみたいなものも本の一部分だからなのだろう。だから買うときはAmazonを利用する事があってもあまり未来的な感じがしない。
逆に図書間の場合は調べた本をとりあえず取り寄せて読むという形だから仮に気にいらない本だったとしても懐が痛む訳ではないからどんどん利用する。しかも購入するときよりも中身(いまはコンテンツって言うよな)が重要だし、極端な話中身だけあればいいわけだ。
多分この体験に近くなるのが「電子書籍」の世界なんだろうと思うのだ。

タダもしくはそれに近い形で読むのが電子書籍。それは紙の本とは異質なものなのではないかと思う。

だから既存の出版構造を単純に電子書籍に持ち込むと痛い目をみる。かつて音楽業界がそれで手痛い失敗(これは業界よりも消費者に被害が及ぶという最悪のパターンだった)をしているのだが、今のニッポンの電子書籍ブームはまた同じ轍を踏もうとしているようで僕的にはとてもじゃないが信用できない。当面は読んだらポイと捨てても気にならないような本は電子書籍で買うということになるような気がする。iTunesのようにダウンロードしたコンテンツの所有権がある程度担保される形になったら少し考えが変わるかもしれないが。

是非やって欲しいのは、紙の本を買ったら電子書籍のほうもダウンロードできるようにするということだ。CDを買ったらiPodに入れられるのと同じ様に。そうすれば紙の本も当分はというより音楽業界よりはずっと安泰な気がする。紙の本はCDなんかよりずっと所有欲を刺激するモノなのだから。

いずれにしても本屋で過激な煽りをつけて売っている電子書籍評論本みたいなのは紙の本の半額くらいで電子書籍として出してくれればありがたい。

出す側の都合を主張するだけでなく、もっと「読みたい!」という気持ちに応える努力をしてくれれば出版業界も活性化するに違いないと思うのだな。







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nyao

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本を読むのが大好きです。積読本が多数。システムエンジニア経験あり。プログラミング言語はRubyが好きだけどPHPとJavaばかり書いている。最近はJavaScriptも好きになってきた。クラウド使ったお仕事募集中。

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