仕事というのは常に見えないモノとの戦いだ。コンピュータの仕事は何年やってもどこに落とし穴があるかわからない。
長年やっていてよかったと思うこともある。これはいつも説明に困るのだが、混沌とした状況の中で、ふと開いてみたフォルダの中に答えへのヒントを見つけてしまうことだ。人間の頭というのは不思議なもので、表面的な思考の裏側というか、もっと深いところでたくさんの解決したい疑問が渦巻いていて、それがなにかのきっかけで答えを見つけ出すことがあるようなのだ。
今日も朝のうちは全く見通しがないと思うとある問題を後回しにして別のことをやる予定にしていた。するとそっちがほんの少しの環境的問題のために行き詰まりかけてしまったのでちょっと目先を変える程度に覗いたところに見通しがないと思っていた問題のヒントがあった。そこからは一気にコードを書いて、ここができれば3つの課題のうちのふたつは安心というところまで進むことができた。
プログラミングはこういうことがあるから面白い。歳を食ってもなかなかやめられない。