今日、とあることで子供を叱った。叱るというのはエネルギーが要る。どっと疲れてしまった。
叱るというのは難しい。なにが問題なのか、どうして問題なのか。それらを明確にして強く伝えるために叱るのである。感情的になってはいけないが、時には強い言葉を使わざるを得ない時もある。それはひとつの演技力の世界だと思う。
子供を叱るときには、自分が子供だった頃のことを考える。同じような年頃には自分も同じようなことをしていたものだから、叱ることに多少の後ろめたさもある。そこは自分を棚にあげて言わなければならない。そういう心の葛藤はなかなか辛い。それでも叱るのは自分の失敗の経験を伝えるためである。
少なくとも現在の自分の姿勢で後ろめたさを感じることだけはないようにしたい。親をやるのもなかなかしんどいことだとたまに思うのである。