昨日は今月初めにあった展示会の打ち上げがあって、久しぶりにススキノに飲みに行き、これまた久しぶりにタクシー帰りになった。それでも飲み過ぎたという感じではなく、今日は普通に起きて、ほとんど外に出ることもなく家の中でゆっくり本を読んで過ごした。
午前中は新書を一冊読み、もう一冊に手をつけて、夕方になって残り一章になっていたD・カーネギーの「道は開ける」を読みだして読了した。
こんなに一章一章をじっくり楽しみに読んだ本は初めてのような気がする。何十年も前に書かれた本だが、「悩み」をどう解決するかについてあらゆる角度から実際の体験談を通して語っていて、古いという感じがぜんぜんしないのだ。悩みは洋の東西、時代を問わずということなのだろう。
それぞれの章に書かれたたくさんの知恵が、自分に勇気をくれる。もっと早く読むべきだったとつくづく思った。僕はきっとこれからいろんな局面で悩むたびにこの本を開いて読むだろう。そういう本があるというのは幸せなことだ。
年代に応じて読み方は様々だろうが、世界的にロングセラーである理由は読んでみればわかるだろう。自己啓発なんていうと眉唾だと思う人も案外多いに違いない。僕もそうだし、実際に怪しい本も世の中にはたくさん出回っている。だけどこの本は違うようだ。悩みを解決するためのたくさんの知恵が集まっている。
是非、今悩んでいる人に一章でもいいから読んでほしいと思った。
道は開ける 新装版
デール カーネギー Dale Carnegie 香山 晶
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