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読了:たまゆらに

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図書館へ行ったときに新着の本棚に入っていたので素早く借りてしまった。山本一力の作品はわりと好きなのだ。

多少訳ありの大店と関わりのある主人公がその大店の掛取り用の大金の入った財布を拾うところから物語は始まる。自身番でその関わりについて語り、拾った財布を届けに大店へ出向くが、先方の若旦那はそんなものは知らないという。

物語は主人公の大店との関わりの説明と、大店での下っ引きの尋問が主な筋だ。主人公は大店での出番はほとんどないのだが、最後の最後にきっちり啖呵をきって話をまとめるというか打ち切り、拾った大金をぱあっと使ってしまう方法を考えて実行する。

大店には表に出せないゴタゴタもある。主人公は清濁併せ呑むということも世の中には必要なのだということを知る。

世の中は建前だけではスムーズに動いて行かない。時には見ないふり、知らないふりをする必要があることもある。そんなことを改めて思い出させてくれる物語だ。

山本一力は最初から最後まで安心して読める。そこがいいな。

たまゆらに
山本 一力

たまゆらに
ほかげ橋夕景 龍馬奔る 少年篇 ジョン・マン 波濤編 (100周年書き下ろし) 花明かり (深川駕籠) おたふく
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nyao

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本を読むのが大好きです。積読本が多数。システムエンジニア経験あり。プログラミング言語はRubyが好きだけどPHPとJavaばかり書いている。最近はJavaScriptも好きになってきた。クラウド使ったお仕事募集中。

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