Yahoo!のWebメールが機能刷新となった。
でも、僕は使わない。
なぜか?それは簡単、クライアントソフトのインターフェイスを忠実に置き換えたようなWebアプリは、Webブラウザ上で動くアプリケーションとしての、本質的なところをはき違えているからだ。
Speed Feed > Webメールが、Webの上で動くものなんだよ、と改めて教えてあげたい。 : ITmedia オルタナティブ・ブログ
そのとおりだと思う。わけのわからないリッチなユーザインタフェースを持ったWebアプリケーションを見るとそう思う。
もちろんリッチなユーザインタフェースが必要なアプリケーションは存在する。たとえば写真の編集サービスなんかはやっぱりかなりリッチなユーザインタフェースが必要だろう。根本的にグラフィックで表現するものはそういうふうにつくるべきだ。
Webメールにそういうのが必要か?といわれれば、やっぱり疑問符がつく。テキスト主体じゃないメールを作るなら別だけど、変にリッチなユーザインタフェースをもったWebメールでもシームレスに絵が描けるようなものなんか見たことがない(実はあるという人もいるかもしれないけど)。
そういう勘違いが新しいモノを生むこともあるだろうけど、どうせならメールをまったく再構築する気持ちで新しいシステムを作って欲しいと思う。
ちなみに僕は家のパソコンでメールのアプリケーションを立ち上げることはほとんどない。徐々に増え続けるGmailの容量のおかげで、スパム以外は消さずに一生のメールを持ち続けることができるのではないかと感じている。これはすごいことだ。僕が欲しいのはリッチなユーザインタフェースよりもごちゃごちゃと溜め込んでおいて必要なときにはすぐに取り出せるようなシステムだったのだ。
そういう本質的な新しさがないものには魅力がないものなのだ。