年明け早々にAmazon.comに注文したKindle Touchがやっと届いたのでとりあえず開封の儀。
割れ物注意。リチウムイオン電池入り注意のシールが貼られたふかふか袋に入って届いた。Kindle Touchは日本向には売っていないので今回は転送サービス会社を経由して手に入れた。この袋とシールは転送サービス会社が付けてくれたものらしい。
最近はリチウムイオンなどの電池類の航空機貨物搭載にいろいろ制限があり、手続きが必要なようで、転送サービス会社で$5余分に手数料がかかった。
これがKindleのおなじみの箱らしい。思ったより薄くて小さい箱だが、がっちりしていて中身が壊れる心配はなさそう。裏側に転送サービス会社の僕の仮の住所宛のシールが貼ってあってある。アメリカ国内の発送はこの箱そのままで行われるのだろう。日本製品の綺麗だけど過剰と思われる包装と比べると目的が明確でシンプルなところがなかなか良い。考えてみるとAppleの製品もそうだ。日本の製品も少し考えたほうがいいのではないかと思った。
箱の斜めになったところの切り取り線を切り取って箱を開けたところ。説明書らしきものは蓋側に入っている茶色い小さな紙が一枚。それとKindle Touch本体に表示されている最初の操作だけ。E-INKだからこんなことができてしまうわけだね。
表面のビニールは結構適当な感じで乗っかっているだけ。剥がすというほどのこともない。
本体の下にUSBケーブルが入っている。
箱の白い部分も紙でできているがしっかりした作りで蓋をするとKindle Touchがしっかり抑えられるようになっている。振っても音はしないくらい密着しているのだ。
全部でこんなもん。あっさりしていて拍子抜けするくらい。
バッテリーは最初から7割くらいは充電済で、ネットワークに繋ぐことが出来ればすでに登録された自分のアカウントにログインしていきなり本を読み始めることが出来る。ユーザビリティ的にはよくコントロールされているというイメージ。
僕はこのあとWiFiに接続するところで少々つまずいた。なぜかDHCPでのアドレス取得ができないのだ。とりあえず固定IPの設定をしたら問題なくつながり、すぐにNaoki's Kindleという名前が左上に表示された。これでAmazon.comのアカウントとつながったわけだ。
で、早速つい最近公開されたWindowsのSend to Kindleアプリを使ってみた。といってもやったことは単純で、PDFファイルを右クリックして"Send to Kindle"し、WiFi経由でどのKindleに送るか指定するだけ。するとクラウドを通して一分ほどで自動的に僕のKindle Touchにダウンロードされる。写真は「青空キンドル」というサイトでPDF変換した与謝野晶子版の源氏物語。PDF作成時に文字サイズを小さくしてしまったので少々辛いがルビもよめないことはない。Kindle Touchは画面左端をタッチすると前頁、画面中央から右をタッチすると次頁へ進む。縦書きだと反対にめくるイメージになるのだが、押す場所が違うので実際にはそれほど気にならないということがわかった。SONY Readerよりも気にならないのが不思議なところである。青空文庫を読むのにも悪く無いかなと僕は感じた。
SONY Reader(PRS-350:左)との比較。PRS-350は一番小さいタイプだからKindleのほうが大きく見えるが、たぶん最近の無線LANモデルと比較するとほぼ同じサイズだと思う。画面の色味はほぼ同じ。フォントはちょっと違うので比較しにくいがKindleのほうが太くて読みやすく感じた。
本体の厚さはKindle TouchがSONY Readerの1.5倍弱ある感じ。持ちやすさの観点ではKindle Touchの厚みが手に馴染む感じ。重量はKindleのほうが重いが持っていて疲れる程ではない。バッテリーの持ちはKindleのほうが長いことを考えるとこんなものかなと思う。
画面の表示切り替えはKindleのほうが速い。しかもE-Ink特有の一瞬暗転が数回に一回になっているようで見やすい。このへんはずいぶん頑張っていると思う。
使い勝手は。。。無線LANなしのPRS-350とはちょっと比べにくい。Kindle Storeに行って直接本をダウンロードできるのだから。
僕はまずはProject Gutenbergの本をPCでダウンロードしてSend to Kindleして読み始めた。またなにか気づいたことがあったら記事にしてみようと思う。
ひとまずファーストインプレッションはここまで。
- Kindle Touch WiFi版:$139
- 転送手数料:$9
- リチウムイオン機器の手続き手数料:$5
- 送料:$22
トータル:$175
決済時の為替レートがわからないけど1万4千円弱というところかな。円高万歳というわけで自分としては悪くない買い物だと思っている。