放送大学の心理学のお勉強のうち、臨床心理学系はまずフロイトの精神分析をやって、次にユングの分析心理学をやるような順番になっている。まあ、心理学では定番の順番なのかもしれないけど。で、昨日あたりからユングのほうに入ってきた。
精神分析は理論的で科学的なアプローチを基本とするのでとりあえず理屈を覚えるのはやりやすい。しかしユングの心理学はイメージがベースとなるのでたぶん説明がしにくいのだろうと思うが難解な感じがするのである。
ユング心理学は難解だが、心理療法に使われる手法は箱庭療法という砂箱でおもちゃを使ってなにかを表現するとか、絵を描くとかわりととっつきやすい方法をとることが多い。精神分析は言葉を大事にする。
どちらにしても心理臨床をやろうと思ったら実習が絶対に必要だし、仮に臨床心理士になって心理臨床をやるようになったとしてもスーパービジョンという上位の臨床家による分析を定期的に受ける必要がある。心を扱うのはなかなかに難しいことなのだということがわかる。
ただ、勉強するのは相変わらず楽しい。心理学をやることは自分を知ることでもあるのだ。
今日は夜中の内に随分雪が積もった。昨日は天気が良かったので寒かったけど思い切ってクルマのタイヤ交換をしたのだが、なんだかこのまま根雪になりそうな勢いなのでやっておいて良かったと思った。今冬初の雪道運転をした。夏場より倍くらい気を使う。クルマの雪下ろしも合わせるととても疲れる。買い物もネットスーパーで済ませるようになってしまったしこの冬の運転頻度はぐっと落ちそうだ。休日も家でお勉強という受験生みたいな生活になるかも。それはそれで楽しいからまあいいか。
精神分析とユング心理学 (放送大学教材)
大場 登 森 さち子
by G-Tools