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心理療法の光と影

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12月とは思えない寒さである。雪も多い。今年の冬は厳しいようだ。

今日は仕事をさっさと終わらせて北大の中にある放送大学の学習センターまで行って本部図書館から取り寄せた本を借りてきた。「心理療法の光と影」という本で、すでに絶版となっている。札幌の図書館には蔵書がなかった。道立図書館にもなかった。北大では見つけたがどこかの大学院の図書室にあって、貸し出しはしていなかった。Amazonを探したらなんと6000円もの値段が付いていた。もとは二千数百円の本である。というわけで放送大学本部図書館から取り寄せたのだが、北海道学習センターは北17条あたりにあって、歩くと結構遠い。遠いとはいえ地下鉄に乗るのは馬鹿らしい距離だったりする。

学習センターは18:30までやっている。17:35に会社を出て、走ったり歩いたりしながら学習センターに着いたら18:00頃だった。早速来意を告げて本を貸し出してもらった。なかなか年季の入った本だった。大事に読まないとバラけそうだ。そっとカバンに入れてもとの道を歩いて札幌駅に向かった。

何しろ寒かった。

なぜわざわざこんなに苦労して借りたのかといえば、ユング派の心理臨床家の教授が放送授業の中で推していたからだ。心理療法の負の側面を知っておくことが大切だと言っていた気がする。

ちょっと読んでみた。

心理療法はもちろん困っている人を助けるためにある。誰も悪くしようと思ってやるわけではない。しかしそれは本人にとって本当にいいことであるとは限らないのではないかという問題意識がこの本にはあるようだった。確かにそうなのだ。現代に良かれと思ってやっていることが、後世には残虐な行為とされる可能性もあるわけだ。心の世界にかぎらず、医学の世界でも同じだろう。百年後にはたかだかガンのために腹を開いて胃を切り取るなどという乱暴な治療が行われていたなんて言われても不思議はない。

心の世界はわからないことがたくさんあるからそういう問題が起きることは多分にありうる。そういう意味でこの本を読んでおけと教授は言ったのだろう。

暖かいストーブの前で古びた本を開いて活字を追っていく。書かれていることはなかなかに大変なことなのだが。読んでいる僕にとっては至福の時だ。これも心の不思議といえるのだろうな。

心理療法の光と影 ― 援助専門家の<力> ユング心理学選書 2
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nyao

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本を読むのが大好きです。積読本が多数。システムエンジニア経験あり。プログラミング言語はRubyが好きだけどPHPとJavaばかり書いている。最近はJavaScriptも好きになってきた。クラウド使ったお仕事募集中。

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