本の情報
どんなことが書かれているか?
- お金を増やす能力は必ず伸ばせること
- 「僕の道」を見つけること
- 「お金を持っている人」と「持っていない人」の違い
- 自分のためにお金を働かせること
- 成功は準備とチャンスが合わさった時に生まれる
- 成功に必要な八つのアドバイス
読んでどんなことを考えたか?
この本は、Financial Academyの、「お金の教養講座Plus<全国キャラバン>」と言うセミナーに行ってもらった本である。
僕は、お金は自分が働いて稼ぐものという意識を強く持っていた。多分多数のサラリーマンはそうだろう。そして、お金に関する勉強を全くしてきていない。
セミナーに行って、お金を稼ぐにはルールが存在し、それをきちんと学べばより多く稼ぐことができると言うことを教えられた。これは僕にとってはなかなかショッキングなことだった。
お金を稼ぐルールを学ぶにはそれなりのコストをかける必要があるが、それは自己投資と言うもので、何より効率の良い投資なのだそうである。今ある収入の中から、毎月一定の割合を貯金し、一定の割合を自己投資に回す。残りを生活費に充てる。そのためには自分のお金の収支の把握から。そう言う話からセミナーは始まった。
僕が参加したセミナーは無料だったが、Finalcial Academyはバックに金融機関などのスポンサーを持っていない全く独自のセミナーであることに好感を持った。よくわからないうちに変な金融商品を買わされたりしないのだ。その代わりお金を稼ぐ考え方への入り口を教えてくれる。本格的に学びたくなったら約30万円の本講を学ぶ。本講は学びながら実践していく形式で、人によっては2年間の学習期間の間に投資をして受講料の元を取ってしまう人もいるそうである。
まあ、こんな風に書くとそんなうまい話があるわけがないと思うかもしれない。そこでこの本を読んでみるとある程度納得できるのである。
Financial Academyの代表である泉氏は、そもそも自分が投資の勉強をするためにFinancial Academyを立ち上げたのだと言う。そして、同じように学びたい人がいるだろうと考えてそれをビジネスとして立ち上げてうまく行っているのである。
泉氏は高校も出ていない。しかし最初に目指した美容師の仕事で人に恵まれ、投資マインドを学ぶことができたと言う。今は億単位の資産をもつ資産家でビジネスマンだ。そして、お金を働かせること=投資はきちんと習えば誰でも学べると考えるに至ったのだ。この本にはその過程が順を追って書かれている。
何より、自己投資を継続すること。それが大切だと強調している。
面白かった?
面白かったし、自分にも投資ができるかもしれないと考えるようになった。これからの働き方にもヒントをもらった感じがする。何より投資によるリターンがあることは老後を安心して暮らしていく上で重要なことだと思うようになった。
まとめ
Finalcial Academyのカリキュラムを見ると、かなり中身が濃い。これだけのことを学んだら確かに資産形成ができるのではないかと思う。そう。努力は必要なのだ。
著者がどんな風に努力してきたか、そして投資をすることがいかに大切で、いかに効率が良いことか。それを学ぶことができる読みやすい本である。