我ながら毛深いなあ。
機器の情報
活動量計って?
そのまま自分の身体の活動量を測るものである。
僕が使っているものは、
- 歩数
- 歩行距離
- 消費カロリー
- 睡眠時間
- 睡眠の質
- 心拍数
- 血圧
を測れるようになっている。
もちろん時計としての機能も備えていて、腕をくいっと回す時計を見る動作をすると日付や時間が表示される。
そもそもなんのために使っているか
ほとんどの人はダイエットを目標にして、歩数あるいは消費カロリーに着目しているのではないかと思う。
僕の場合は睡眠の質を見たかったのだ。ちゃんと眠れているように感じてはいるのだが、昼間に眠気が襲ってくることがある。だから実は熟睡できていないのではないかと疑っていたのだ。
僕にとって睡眠は重要である。もちろんどんな人にとっても大切であろうが、僕の場合は「うつ」と言う問題を抱えていて、薬での治療を受けているのである。この薬、大抵は眠くなる成分を含んでいる。だから生活にうまくフィットするように薬を調整することが不可欠である。
今の処方は割と調子のいい状態が続いているのだが、できれば薬の量は減らしていきたいとも思っている。そして実際に減らしてみたところ、昼間の眠気が出てしまった。それで睡眠の質を調べてみようと思い立ったのである。
実際どうなのか?
睡眠の質はスマホのアプリで見ることができる。
こんな感じで表示される。今朝は真ん中辺で深い眠りが多く、朝に向かって浅い眠りになったようだ。そして結構目覚めがよかった。
いつもは6時半頃に起きるが、今日はワンセット遅く8時過ぎに起きた。どうも今の薬の構成だと9時間眠るのが丁度いいようである。今のところ日中の眠気もない。当分はこの調子でやっていくのが良さそうだ。
と言う感じで使っているのである。
面白いこと
心拍を測ると言うのはなんとなくできそうな気がしていたが、血圧が測れると言うのには正直驚いた。
この活動量計は裏から定期的にレーザーを皮膚に照射して、反射をセンサーで計測している。腕の表皮にある比較的大きな血管の動きを計測して心拍を測ることができるのだろう。
よく考えると、心拍の回数だけでなく大きさを測ることができれば血圧も測れると言うことになる。多分一般的なヒトの血圧データと心拍による血管の動きのデータを集めて、平均的な動きから血圧を求めることができるようになったのだろう。
実際に活動量計で測った値と、普通の腕を圧迫する方式の血圧計の値を比較してみたところ、ほとんど差がなかった。そこそこ信頼できる値が出ているようだ。
日頃血圧を気にしなければならない人には便利かもしれない。ちなみに僕の場合はほぼ平均に近く、今のところ血圧を気にしなければならないレベルではないようである。
不思議なこと
実は睡眠の質がどのように計測されているのかよくわからない。深い眠りと浅い眠りはどうやってわかるのだろう?
夜中に心拍と血圧を定期的に測っていることはわかっている。あとは加速度センサーで寝返りの動きを判定することだろうか?
原理がわからないと実際の睡眠の質というのは結局わからないのである。
不具合?
裏のセンサー部分にフィルムが貼ってあるのだが、それが剥がれてしまった。両面テープで貼ってあるのだが、張り付きが弱い個体があるのかもしれない。説明書のメールアドレスに問い合わせを入れたら、3ヶ月保証の間は対応してくれるという返事が来た。
このフィルムがないと、睡眠の質の計測ができないことがあるようだ。僕の場合は2日欠測となってしまった。測れる時もあるのだが、フィルムが付いて入ればちゃんと測れるようである。
結局、僕は普通の両面テープを細かく切って貼り直した。それで今のところ動いているので保証を受けるのはやめにしてしまった。
それから、スマホへのLineなどの着信を通知してくれる機能があるのだが、この動きが不安定だ。通知されたりされなかったりする。ひょっとするとスマホのアプリの問題なのかもしれない。
満足感は?
まあ細かい問題はあるが概ね満足している。4000円もしないデバイスでここまでできることに驚いているというのが本音だ。
バッテリーはだいたい二日ほどもつ。小さなデバイスなので致し方なしというところか。僕は風呂に入るときに充電している。だいたい1.5時間程度で満充電になる感じだ。別にその間心拍が測れなくても困るというわけではないのでまあ問題ないというところだろう。
マニュアルは実際の機能と違っていて、操作は手探りになる。そこはまあご愛嬌か。
まとめ
コストパフォーマンスの良い活動量計だと思う。デザインも比較的スマートなのがいい。カラバリは今ひとつ。女性はもう少しおしゃれなものが欲しいかもしれない。
ダイエットのために目標設定してたくさん歩いたり走ったりするのならこういうデバイスを身に付けるのがいいだろう。