本の情報
どんなことが書かれているか?
- 超高速で仕事をこなすための基本動作
- 400のプロジェクトを超高速に進める手法
- ビジネスを加速する投資&チームづくり
読んでどんなことを考えたか?
400ものプロジェクトを同時に走らせるというのはちょっと想像できない。というか、著者ももちろん責任者を置いてプロジェクトを進めているのだが、通常の企業での進め方と違うのは全てのプロジェクトに関与しているということである。
プロジェクトの打ち合わせは責任者とマンツーマンで行う。きちんとプロジェクトを把握しながらも責任者に権限を最大限に与えている。
それから時間管理。重要・通常・不急の三種類にタスクを分け、まず取る時間を決めてからその時間で完了できるタスクを完了させる。あるタスクをやるときには集中してやり、余計な邪魔が入らないようにスケジュールを計画しておく。こうやって時分割並行処理を行う。きちんと休みも計画に入れる。時間を無駄にせず、顧客とのミーティングでも不要な悪印象を与えないためにニュートラルな服装で、それを2週間先の分まで用意しておく。
オファーがあったらどこにでもすぐに行くフットワークの軽さ。2択だったら無駄に悩まずにさっさとどちらかに決める(50%の確率であたりなら悪くない)。早く決めればまずい決断をした時でもすぐに修正できる。
投資に関しても決断が早い。質を上げるためのスピードをあげられる投資は迷わずにやる。
とにかくスピードが命。スピードが質を決めると言い切る。
普通はデザインの仕事はじっくり時間をかけた方がいいと思われているが、著者は全く逆だという。
この辺は堀江貴文さんの「多動力」にも通じる考えだと思う。
早くやった方がいいものができる。この考え方はぜひ身に付けたい。
面白かった?
面白かった。著者の仕事のやり方での成功例がいくつも出てくる。もちろんうまくいかないこともあっただろうが、スピード仕事術ではそんなことは振り返っている暇はないのかもしれない。こんな風に仕事をしたいと思わせるに十分だ。
まとめ
僕も色々なやることをプロジェクトの形にして並列実行していこうと思う。ToDoの使い方がやっとわかった気がする。僕の場合、タスクにまで分けることができていない。その想像力が足りないのである。
何かを成し遂げる人はやはり段取りがいい。そういうことを再認識させられる本だった。